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BREATH/渡辺美里 [勝手にディスクレビュー]

毎度、ライブを見たあとにディスクレビュー。別にそうと決めてるわけではないんだけど。

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渡辺美里「BREATH」
1987年7月15日発売 ESCB1163(32・8H-130)

みさっちゃんのアルバムの中でいちばん好きなアルバムと言うのが、この3rdAlbum「BREATH」『My Revolution』収録の「Lovin' you」と、『センチメンタル カンガルー』などが収録された「ribbon」の間に出てるアルバムで、わりと通好みなアルバムかもしれない。後にSPEEDのプロデューサーとして名を轟かせることになる伊秩弘将氏はこのアルバムからの先行シングル『IT'S TOUGH』にて作曲家デビューなんですね。
アルバム全体が、かなり尖った感じの曲が多いので、以前のライブなんかでは結構選曲されてたんだけど、最近のライブではあまりここからの曲が選ばれることは少ないです。作曲家陣は、先述の伊秩弘将が3曲、佐橋佳幸が3曲、小室哲哉が2曲、木根尚登が1曲、ご本人が2曲(うち1曲は佐橋くんとの共作)、なお作詞は初めての本人全曲作詞。
パワーみなぎる!といった感じの『IT'S TOUGH』はこの前の西武でもメドレーの中で歌われてたけど、92年の西武で歌われたアレンジも、2000年のツアー「うたの木FRAGILE」でオープニングに持って来たノイズまじりのギターゴリおしのアレンジも、どんな味付けにしてもロック魂炸裂なかっこいい曲。『MILK HALLでおあいしましょう』という、この「MILK HALL」というのは、実は彼女の出身校(松原高校)の向かいにある夏季限定のかき氷屋さんのこと、というのは知られたトリビア。今でもやってます。オーケストラのバックに歌を乗せたタイトル曲『BREATH』は、非常にドラマチックできれい。7分以上あるのにそう感じさせない、もしくは逆にものすごい大曲を聞き終わった感じにさせてくれる、そんな曲。発売された当時はよくピアノのある部屋で、この曲を大音量でかけながらそれにあわせてピアノを弾いて楽しんだものです(これがほんとに気持ち良い)。『BORN TO SKIP』は、詞に漂う傍観者っぷりがかなり好きな曲。それにしても、木根さんの曲にはほんとにはずれがないね。『HERE COMES THE SUN』はウツの声もがんがん入って、初期TMの匂いたっぷり。
ちなみに、ぼくがいちばん好きな曲『RICHじゃなくても』はスウィングジャズの一品。ホーンセクションがなんとも気持ちいいのだが、こういったジャジーな曲と言うのはこれ以前もこれ以降も全然作ってないのね。ものすごくあうと思うんだけど。特に今の年齢になってますますぴったり来ると思うんだけど、また作ってくれないかなあ、こう言う曲を。

最後にひとつ。
ぼくは今までコンサートで自分でも思わぬところでいきなり涙が込み上げて来た、と言う経験が2回あるんだけど、そのひとつがここに収録されてる『PAJAMA TIME』と言う曲。
1999年に、初めてオーケストラを従えた「うたの木ー春(冬)の華ー」というコンサートがあったんだけど、この時に『PAJAMA TIME』が選曲されててね。で、一緒に口ずさんでたんだけど、曲の大サビの
 「この河の流れが速すぎて 泳げない時は
  この河の幅が広すぎて 渡れない時は
  この河を飛べる大きな翼 今はないから
  こぎ出せるボートをください」
というフレーズのあとで、突然グアーッと込み上げて来て、いきなり号泣。
こんなの初めてだったもんで自分でもびっくりした。もともと好きな曲だったけど、その事件以降、なんだか聞き流せない曲になりました。

それにしても、この人の作家陣は本当にすごいよね。小室哲哉といい、伊秩弘将といい。このアルバムにはいないけど大江千里といい、岡村靖幸しかり。一時期は小林武史も絡んでるしね。
さらにすごいところは、この人たちをここでビッグネームに押し上げてるってことだよね。一時期、駆け出しの作曲家はみんな渡辺美里に書きたがっていた、って話もあるくらいだからねえ。

そんなぼくの夢のひとつに、自分の曲をみさっちゃんに歌ってもらう、というのがあります。
いつか、実現させましょう。

http://www.misatowatanabe.com/
(オフィシャルのディスコグラフィのBREATHの写真、左右逆になってる!)


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コメント 7

創也

まさぼうさん…もーなんだよっ!ってくらいカブってます。
高校の頃、進路とかで色々悩んでいたある下校の時、ウォークマンから流れてきた「PAJAMA TIME」のあの部分でぐわっと泣けたこともアリ…
「RICHじゃなくても」は未だに愛聴してます。
僕もBREATHが一番かも。あーもう…(^^;)
by 創也 (2005-08-10 22:00) 

まさぼう

>創也さん
そんなにピンポイントでかぶるとは…
こうなると、ぼくが初めてConglomerateを聞いた時に反応したのは、もはや当然のものだった、と言わざるを得ない感じですね。これだけ音楽の趣味が近いもの同士のやってる音楽がひっからないはずがない、と。

やっぱり、弾き語り大会、やりましょうか。
by まさぼう (2005-08-10 22:34) 

かずみ

それ、boys cried だと思っていた!
Breathも大好き。
弾ききらないけど、楽譜集持ってる(^-^)
by かずみ (2013-07-12 01:13) 

まさぼう

>かずみさん
ぼくも楽譜持ってました。
あの頃はまだ「楽譜の通りに弾こう」という意識が強くあったもんです。
by まさぼう (2013-07-17 01:23) 

洛書

楽譜を見ながらこのアルバムを聴きました。

伊秩さん作曲の表題曲は名曲だと思います。

渡辺美里はまだまだ過去の人ではないと思っています。
by 洛書 (2015-12-09 12:41) 

まさぼう

>洛書さん
お返事が遅くなりました。
ぼくもよく楽譜を見ながら聞いて、よく弾いてみました。
『BREATH』の最後の消え入りそうなピアノの音を最後まで聞くと、そのまま何も無くなるような雪景色が見えてくるようで、ほんとに好きです。今でも。

みさっちゃん、今年もまだまだ勢力的ですね。
by まさぼう (2016-01-21 16:45) 

洛書

このアルバムには、岡村さんが作曲に参加していませんが、このころの美里さんは、彼がいなくてもヒットを出せました。いまなら信じがたいことですが。

私が好きな美里さんの作曲担当者は、石井妥師さんです。彼も、美里さんに発掘された一人です。
by 洛書 (2016-02-22 03:38) 

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