歌うたいの集まる場所で [音楽活動 -もろもろ-]
18日=海の日の山梨でのライブ、無事に終了いたしました。
いらしてくださったたくさんのみなさま、遠いところありがとうございました。
地元のみなさまも、いろいろとありがとうございました。
この日の道中の話や帰りの話なんかもいろいろとあるんだけど、その辺はまた改めるとして、今日はライブの準備と本番とその後、辺りの話を。
まず、今回のライブは、現在『族音二重奏』というユニットでも活動中のベーシストとドラマーの双子=林兄弟によるイベントライブ「夢陣」の第3回目にして初めての故郷開催、というもの。
せっかく地元で開催するのだから、昔からの仲間=マクにも歌ってもらおう。ということでのマク=樋口政也くんの参加が決まり、昨年の「まさぼうとマクのたくらみ」を見てくれた弟ヨシヤスくんの提案で「まさぼうくんも一緒に」ということでのぼくの登板。
会場は彼らにしてみれば"隣町"になる甲府市にある、甲府の音楽シーンの名所でもある「カレーとコーヒーとライブの店『ハーパーズミル』」にて。
共演は、彼らが高校時代から先輩として慕って来た岩崎けんいちさん、今年の6月まで25年以上ハーパーズミルのマスターでもあった坂田ひさしさん、そしてハーパーズの常連さんでもあり林兄弟ともなじみの深い河口修二さん。
リハーサルの段階から、みんなの歌の素晴らしさにやられまくって。
みんな「歌うたい」なんだよね。自分の中から沸いて来たことばを自分の音に乗せて歌う人。
今までのハーパーズの歴史を聞かせてもらうと、あそこにはそう言う人がたくさん集まってくる、そういう磁場を持ったお店なんだね。
会は最初に族音の演奏からはじまり、最初に登場したのは坂田さん。非常に上品な声で、まるで語り部のように歌ってくれる感覚で。タイプとしては上品なフォークポップス、と言った感じかな。
なるほど、このお店にこの人ありだったんだなあ、と思わせる、お店の雰囲気そのままの懐の深さを感じる歌だったな。
続いての登場は河口さん。見た通りの穏やかでやさしい雰囲気の音楽と超絶なギターさばき。ギタリストとしていろんな人のバックを担当して来てる人だからねえ。そんな中での、自身の歌を。なんというか、艶っぽさのあるおとななポップス、と言う感じ。
さて、休憩を挟んで再び族音の演奏に、地元甲府にオカリナを習うために移住して来た弓場さつきちゃんを加えてのコラボレーション、そして林アニがギターをかき鳴らしての2人でオリジナル曲を熱唱。
(この時の兄弟のストロークのタイミングといい幅といい角度といい、見事なシンクロだったのがおかしかったね)。
その後に、マクさん登場。
<樋口政也 in 夢陣 Vol.3>
1. なんともいえんな
2. 2日目のカレーのように
3. 夜はいつも知らん顔
4. びゅーちふるトゥモロウ
5. まだ まだ
Vocal : 樋口政也
Upright Bass : 林由恭
Percussion : 林久悦
Piano : 中田征毅
---
出だしは彼ら"風来坊"のレパートリーからブルースロックな『なんともいえんな』を。たしかこれはヨシヤスくんの提案だったんじゃないかな。3人がブルージーに演奏してる中をマクさんが登場して歌い出す、という演出で。地元山梨での久しぶりの3人でのステージの最初に「♪なんともいえんなぁ!」て。
続いてはマクオリジナルとしての『2日目のカレーのように』をバンドアレンジで。これがホントに楽しかったんだよね。初めてリハで演奏した時からわくわくしちゃったよこの曲。そんな風にベースを乗せてくるのか! ならばこうしてみるのはどうだろう? ってどんどんかき立てられる感じ。もちろん林兄弟の技量があってこそ、なわけだけど。そしてなにより、この曲はこんなにポップな曲だったのか、ってびっくりするくらいポップな曲になったな、と。
唯一のバラード曲として、これもマクオリジナルの『夜はいつも知らん顔』。アニがブルースハープをなびかせて"夜"感と"無常観"のようなものが際立ったよね。
4曲目はまさかの選曲で『びゅーちふるトゥモロウ』を。これも提案したのはヨシヤスくん。「この曲は絶対自分たちの世代に響くはずだから、ぜひやりたい」と言ってくれてのリスト入り。実は今回、ぼくがいちばん苦労したのがこの曲。いつも演奏してる曲ではあるんだけど、この編成上ぼくがテーマを弾かなければならないわけで。そんないつも弾かないフレーズを、しかも非常にひきにくいキーなもんだから大変大変。しかも本番ものすごいところで痛恨のミスを犯しておれ大打撃、みたいなね。でも、この曲にはお客さんも大いに盛り上がってくれてたね。
さて最後の『まだ まだ』。選曲の時点でいくつか候補に挙がった風来坊楽曲の中で、最終的にマクさんが「やっぱりここは『まだ まだ』で締めたいな」ということで決定。昨年ヨシヤスくんはたくらみでやった時に聞いてて「コードアレンジがいいんだよ」と、そのアレンジで4人でやろう、と言うことになってね。参考音源としてアニにライブのテイクを渡したんだけど、リハ前にアニが車でそれを聞いて、思わず5回くらい連続してリピートして聞いてしまったという。「まさぼうくん、素晴らしいよこれは」って。ちょっとうれしいね。
3人ともこの歌を今になって、山梨で一緒に演奏できる、ということをやはり心待ちにしてたようで。そりゃそうだよね。ちなみに原詞の「2年前にあの町を出た〜」というところは「18年前にこの町を出た〜」と変えて歌ったんだよね。さすがにマクさん、途中でちょっとこみ上げて来たそうだ。
そんな、3人でこの曲を演奏するきっかけをぼくが作れた、ってことはちょっと誇ってもいいよね。
と密かに思いながら、3人の思いを邪魔せずちょっと増幅させられるように弾いてたのでありました。
こういうの、幸せな時間ていうんだよね。
さて、最後に登場したのは岩崎けんいちさん。非常に行動派で、ライブの前日も仙台で歌を歌って来た、というけんさん。仙台から帰ってきてしっかり休まないと、と思いながらなでしこジャパンの試合を見ちゃって眠れなかったけんさん。ハーパーズミルをなくしたくない思いから、坂田さんの後をついでハーパーズミルの店長としてカレーを作ることを決めたというけんさん。
リハーサルの時に聞いた時点でもけんさんの歌はすごく強い思いにあふれてたんだけど、お客さんの前では、お客さんの思いもすべて吸い上げて自身の言葉の力に変えて圧倒的な歌に変換されて、もう、自分でもよくわからない感情を刺激される、と言う思いだったね。聞いてるだけで。すごい歌だった。
全員が終わったところで、出演者全員で大団円の1曲を。と言う前に、この日が誕生日だったけんさんをみんなでお祝い。なぜかケーキが2つも用意されててハッピバースデーな歌も2回。
そして最後にみんなで、山梨ゆかりのバンドTHE BOOMの『中央線』を大合唱。で、幕。
本当に素晴らしい歌をたくさん堪能できた夜だったな、とほっこりした気分になりつつ、ふと「ここは、いつもこの空気にあふれてる場所なんだろうな」と思った。場所が、そう言う人を呼んでるんだろうなあ。そんなところに、ちょっとだけ混ぜてもらえたのがうれしかったな。東京育ちも受け入れてくれてありがとう。
今回マクさんとともにぼくを指名してくれた林兄弟に感謝。ステキな歌をたくさん聞かせてくれた共演者のみなさんに感謝。そして今回のイベントを一緒に作ってくれたスタッフのみなさん、お店のママさんにも大感謝です。
林兄弟が「山梨に居場所を見つけられました」って言ってたけど、ぼくにとっても「甲府に行ったらハーパーズミルに顔を出せば、多分安心」てな場所になりましたよ。
ま、この日のライブの後もいろいろあったんだけど、それはまた別に書こう。
いらしてくださったたくさんのみなさま、遠いところありがとうございました。
地元のみなさまも、いろいろとありがとうございました。
この日の道中の話や帰りの話なんかもいろいろとあるんだけど、その辺はまた改めるとして、今日はライブの準備と本番とその後、辺りの話を。
まず、今回のライブは、現在『族音二重奏』というユニットでも活動中のベーシストとドラマーの双子=林兄弟によるイベントライブ「夢陣」の第3回目にして初めての故郷開催、というもの。
せっかく地元で開催するのだから、昔からの仲間=マクにも歌ってもらおう。ということでのマク=樋口政也くんの参加が決まり、昨年の「まさぼうとマクのたくらみ」を見てくれた弟ヨシヤスくんの提案で「まさぼうくんも一緒に」ということでのぼくの登板。
会場は彼らにしてみれば"隣町"になる甲府市にある、甲府の音楽シーンの名所でもある「カレーとコーヒーとライブの店『ハーパーズミル』」にて。
共演は、彼らが高校時代から先輩として慕って来た岩崎けんいちさん、今年の6月まで25年以上ハーパーズミルのマスターでもあった坂田ひさしさん、そしてハーパーズの常連さんでもあり林兄弟ともなじみの深い河口修二さん。
リハーサルの段階から、みんなの歌の素晴らしさにやられまくって。
みんな「歌うたい」なんだよね。自分の中から沸いて来たことばを自分の音に乗せて歌う人。
今までのハーパーズの歴史を聞かせてもらうと、あそこにはそう言う人がたくさん集まってくる、そういう磁場を持ったお店なんだね。
会は最初に族音の演奏からはじまり、最初に登場したのは坂田さん。非常に上品な声で、まるで語り部のように歌ってくれる感覚で。タイプとしては上品なフォークポップス、と言った感じかな。
なるほど、このお店にこの人ありだったんだなあ、と思わせる、お店の雰囲気そのままの懐の深さを感じる歌だったな。
続いての登場は河口さん。見た通りの穏やかでやさしい雰囲気の音楽と超絶なギターさばき。ギタリストとしていろんな人のバックを担当して来てる人だからねえ。そんな中での、自身の歌を。なんというか、艶っぽさのあるおとななポップス、と言う感じ。
さて、休憩を挟んで再び族音の演奏に、地元甲府にオカリナを習うために移住して来た弓場さつきちゃんを加えてのコラボレーション、そして林アニがギターをかき鳴らしての2人でオリジナル曲を熱唱。
(この時の兄弟のストロークのタイミングといい幅といい角度といい、見事なシンクロだったのがおかしかったね)。
その後に、マクさん登場。
<樋口政也 in 夢陣 Vol.3>
1. なんともいえんな
2. 2日目のカレーのように
3. 夜はいつも知らん顔
4. びゅーちふるトゥモロウ
5. まだ まだ
Vocal : 樋口政也
Upright Bass : 林由恭
Percussion : 林久悦
Piano : 中田征毅
---
出だしは彼ら"風来坊"のレパートリーからブルースロックな『なんともいえんな』を。たしかこれはヨシヤスくんの提案だったんじゃないかな。3人がブルージーに演奏してる中をマクさんが登場して歌い出す、という演出で。地元山梨での久しぶりの3人でのステージの最初に「♪なんともいえんなぁ!」て。
続いてはマクオリジナルとしての『2日目のカレーのように』をバンドアレンジで。これがホントに楽しかったんだよね。初めてリハで演奏した時からわくわくしちゃったよこの曲。そんな風にベースを乗せてくるのか! ならばこうしてみるのはどうだろう? ってどんどんかき立てられる感じ。もちろん林兄弟の技量があってこそ、なわけだけど。そしてなにより、この曲はこんなにポップな曲だったのか、ってびっくりするくらいポップな曲になったな、と。
唯一のバラード曲として、これもマクオリジナルの『夜はいつも知らん顔』。アニがブルースハープをなびかせて"夜"感と"無常観"のようなものが際立ったよね。
4曲目はまさかの選曲で『びゅーちふるトゥモロウ』を。これも提案したのはヨシヤスくん。「この曲は絶対自分たちの世代に響くはずだから、ぜひやりたい」と言ってくれてのリスト入り。実は今回、ぼくがいちばん苦労したのがこの曲。いつも演奏してる曲ではあるんだけど、この編成上ぼくがテーマを弾かなければならないわけで。そんないつも弾かないフレーズを、しかも非常にひきにくいキーなもんだから大変大変。しかも本番ものすごいところで痛恨のミスを犯しておれ大打撃、みたいなね。でも、この曲にはお客さんも大いに盛り上がってくれてたね。
さて最後の『まだ まだ』。選曲の時点でいくつか候補に挙がった風来坊楽曲の中で、最終的にマクさんが「やっぱりここは『まだ まだ』で締めたいな」ということで決定。昨年ヨシヤスくんはたくらみでやった時に聞いてて「コードアレンジがいいんだよ」と、そのアレンジで4人でやろう、と言うことになってね。参考音源としてアニにライブのテイクを渡したんだけど、リハ前にアニが車でそれを聞いて、思わず5回くらい連続してリピートして聞いてしまったという。「まさぼうくん、素晴らしいよこれは」って。ちょっとうれしいね。
3人ともこの歌を今になって、山梨で一緒に演奏できる、ということをやはり心待ちにしてたようで。そりゃそうだよね。ちなみに原詞の「2年前にあの町を出た〜」というところは「18年前にこの町を出た〜」と変えて歌ったんだよね。さすがにマクさん、途中でちょっとこみ上げて来たそうだ。
そんな、3人でこの曲を演奏するきっかけをぼくが作れた、ってことはちょっと誇ってもいいよね。
と密かに思いながら、3人の思いを邪魔せずちょっと増幅させられるように弾いてたのでありました。
こういうの、幸せな時間ていうんだよね。
さて、最後に登場したのは岩崎けんいちさん。非常に行動派で、ライブの前日も仙台で歌を歌って来た、というけんさん。仙台から帰ってきてしっかり休まないと、と思いながらなでしこジャパンの試合を見ちゃって眠れなかったけんさん。ハーパーズミルをなくしたくない思いから、坂田さんの後をついでハーパーズミルの店長としてカレーを作ることを決めたというけんさん。
リハーサルの時に聞いた時点でもけんさんの歌はすごく強い思いにあふれてたんだけど、お客さんの前では、お客さんの思いもすべて吸い上げて自身の言葉の力に変えて圧倒的な歌に変換されて、もう、自分でもよくわからない感情を刺激される、と言う思いだったね。聞いてるだけで。すごい歌だった。
全員が終わったところで、出演者全員で大団円の1曲を。と言う前に、この日が誕生日だったけんさんをみんなでお祝い。なぜかケーキが2つも用意されててハッピバースデーな歌も2回。
そして最後にみんなで、山梨ゆかりのバンドTHE BOOMの『中央線』を大合唱。で、幕。
本当に素晴らしい歌をたくさん堪能できた夜だったな、とほっこりした気分になりつつ、ふと「ここは、いつもこの空気にあふれてる場所なんだろうな」と思った。場所が、そう言う人を呼んでるんだろうなあ。そんなところに、ちょっとだけ混ぜてもらえたのがうれしかったな。東京育ちも受け入れてくれてありがとう。
今回マクさんとともにぼくを指名してくれた林兄弟に感謝。ステキな歌をたくさん聞かせてくれた共演者のみなさんに感謝。そして今回のイベントを一緒に作ってくれたスタッフのみなさん、お店のママさんにも大感謝です。
林兄弟が「山梨に居場所を見つけられました」って言ってたけど、ぼくにとっても「甲府に行ったらハーパーズミルに顔を出せば、多分安心」てな場所になりましたよ。
ま、この日のライブの後もいろいろあったんだけど、それはまた別に書こう。
2011-07-21 04:08
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山梨 道中やらなんやら(まさぼうの「つれづれてます」 2011-07-24 01:50)
先にこっちのことを書いておいてしまおう。 今週月曜日の山梨のことね。 うちから山梨に向かうのに、京王線を使って高尾まで行ってから中央線に乗ると、それだけで随分交通費が違うのね。京王線の特急とかに乗っちゃえば新宿まわって中央線使うのとたいして時間の差もないし。 そんなわけで山梨へ向かう当…[続く]
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まさぼうライブスケジュール
5/21(月)
永井実穂 Session@歌舞伎町GOLDEN EGG
5/27(日)
びゅーちふるず@渋谷 LUSH
5/30(水)
M.ai@東新宿 真昼の月 夜の太陽
6/10(日)
びゅーちふるずワンマンリサイタル@吉祥寺 Planet K
6/18(月)
永井実穂 Session@歌舞伎町GOLDEN EGG
6/30(土)
LoveTide@赤坂 Crawfish








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